2015年08月28日

遅れて国宝になった松江城を旅する 島根県松江市


松江城01.JPG

2015年、松江城が国宝に指定されました!
おめでとうございます。

江戸以前から残る木造天守でありながら、
他の同様な、姫路城、松本城、犬山城、彦根城から、
遅れてようやく国宝となった松江城。

何故かと言うと、正確な建築年代が分からなかったからなんだとか。
特に記述はなかったようで、ずっと探していたらしい。

それが近年になって、ある看板が見つかり、
その看板の穴と、天守内にある柱の釘穴とがピッタリ合った。
そして、その看板に年号が書かれていて、建築年がハッキリしたと。

ま、そういう経緯のようです。

城主、藩主が幾度も代わった城では、きっと、よくあることなんでしょうね。

松江城の始まりは、関ヶ原戦後。
関ヶ原戦で功があった堀尾忠氏(豊臣政権下で三中老を務めた堀尾吉晴の子)が24万石で、尼子経久以降の尼子家、続いて毛利氏が領した月山富田城に入城。
訪れてみるとわかるが、月山富田城は、防御力に優れた城で、戦国期には重要をなしたが、戦がなくなったとなれば不便なことこの上ない。
現在の月山富田城は、あまり遺構もなく、登ってみれば、ほぼ登山。
登り口には「熊に注意」という状態。

そこで、忠氏は、別地に新城を築城しようと模索。しかし、1604年、忠氏は27歳で早世してしまう。
跡を継いだ子・忠晴は幼年のため、吉晴が後見を勤める。
1607年、宍道湖の東、末次城のあった亀田山に築城を開始する。
1611年冬に完成したのが松江城の始まりではあるが、完成目前の6月、吉晴は没してしまう。
ちなみに、忠氏の跡を継いだ忠晴であったが、34歳で後継者なく早世。
後世に残る松江城を造った松江・堀尾家は3代で断絶の憂き目に合う。

大変だったのは、堀尾家だっただけでなく、築城も大工事だったようだ。

亀田山の周りは湿地帯で、唯一、現在の武家屋敷などがある塩見縄手の辺りは、地続き、山続きだった。
まず、湿地の部分から堀を掘り下げ、その分の土を掻き上げた。
これで、土の水抜きをしつつ、堀ができるが、土が不足するので、塩見縄手の辺りから削ってきた土を城山や土手に盛ったらしい。
当時としては、かなり大規模な土木工事で、もちろん、人手がメインであることを考えたら、頭がさがるどころではない。

松江地図.jpg地図中央の赤い部分が掘り下げられた。


松江城-塩見縄手2.JPG現在の塩見縄手の様子。


松江城-塩見縄手1.JPG塩見縄手について。


その作業を、たった4年で成し遂げてしまったのだから、本当にすごい。
こうして造られた松江城を中心に松江の町は、水の町として発展する。
家臣の屋敷の多くには、自家用舟があり、屋敷から直接堀に出て、登城したらしい。
現在でも、舟に乗ってのお堀巡りは楽しい。いい船頭さんに当たると腹を抱えて笑います(笑)

松江城15.JPGお堀めぐりの舟から石垣を見る。


松江城16.JPGお堀めぐりの舟から石垣を見る。


更に、松江城には、こんな伝説もあります。
天守を作る際、石垣と天守台の石垣が突然崩れる事件が何度も起きます。
崩壊箇所を調べて着ると、槍が突き刺さっていた頭蓋骨が発見されたという。

他にも、若い女性の霊が出没するという。。。
この女性は、築城の際に埋められた人柱の霊とのこと。
この女性は、盆踊りの際にさらわれて、突如人柱にされてしまったという。
そもそも、その盆踊りは、人柱にする女を品定めするために催されたとも言われる。
幽霊が人柱にされた女性の霊だと分かって以来、松江城では、盆踊りが行われていないともいう。

堀尾氏断絶の後、松江城に入ったのは京極忠高であり、三の丸を造営した。
しかし、その忠高も入城から3年で没してしまう。
その後は、松平直政が入城し、茶人でもあった松平不昧公を輩出しつつ、明治まで続いた。

水に囲まれ、水運に優れた松江城と松江の街ではあったが、やはり、その分、水害も頻発したようで、天守には、水害に関する展示も多い。
松江城02.JPG


松江城03.JPG


松江城04.JPG


松江城05.JPG





松江城06.JPG


松江城07.JPG


松江城08.JPG天守側面。


松江城09.JPGしゃちほこ。



松江城10.JPG天守内部。


松江城11.JPG古いしゃちほこ。


松江城12.JPG


松江城13.JPG天守内部。


松江城14.JPG天守から、城下を望む。出雲の国は、雲が多い。


【入館料】
大人560円(団体440円)
小人280円(団体220円)
外国の方280円(小人140円)



【開館時間】
本丸
4月1日〜9月30日 午前7時〜午後7時30分
10月1日〜3月31日 午前8時30分〜午後5時

天守
4月1日〜9月30日 午前8時30分〜午後6時30分
10月1日〜3月31日 午前8時30分〜午後5時



【名物】
宍道湖のしじみ
奉書焼き(鱸、お殿様への献上品)
ぼてぼて茶
松江城17-ぼてぼて茶.JPG
ほうじ茶を泡立てて具を入れる松平不昧公考案の、ぼてぼて茶。


【祭り】
松江城 椿まつり(3月)
お城まつり(3月下旬〜4月)
松江武者行列(4月)
その他、神話の国にて祭事多数



【周辺情報】
玉造温泉
宍道湖(夕日が美しい)
出雲大社
八重垣神社など
石見銀山
月山富田城跡
白鹿城址
真山城址
米子城
美保関
中海
由志園
足立美術館



【関連人物】
堀尾吉晴
松平不昧
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)



【交通】
JR山陰本線「松江駅」からレイクラインバス10分、松江城「大手前」下車
※JR松江駅へは、東京方面からは、サンライズ出雲(寝台)がオススメです!
一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から徒歩20分
一畑電鉄「松江しんじ湖温泉駅」から市営バス(北循環線内回り)5分、「県庁前下車」徒歩5分
松江玉造ICから北へ、国道9号線を北へ、宍道湖大橋を渡ってすぐ。
出雲縁むすび空港から空港連絡バスでJR松江駅へは1030円。松江しんじ湖温泉へは1130円。

[ここに地図が表示されます]


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posted by 三度笠 at 22:05| Comment(0) | お城記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月24日

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2015年08月22日

小田原ナウ

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小田原城で、風魔祭りをやるみたいですよ。

来月、駿府城では、家康公400年祭をやるらしいです。
posted by 三度笠 at 06:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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